親鸞会法論惨敗の記録~飛雲より

浄土真宗親鸞会が、退会者との法論に惨敗逃亡した記録 「飛雲 ~親鸞会の邪義を通して~」より抜粋

mixiにおける三願転入の法論13

2010年4月21日

 

mixiで、こうへい氏は自己の主張を説明することさえ放棄して質問を繰り返すという、親鸞会のいつもの汚い論法を続けています。相手が呆れて退散するまでやり続けるのでしょう。教義だけでなく人間性までも崩壊しています。

ところで、こうへい氏がしつこく質問している「捨自帰他」について、今日は親鸞聖人のお言葉が紹介されていました。

自力のこころをすつといふは、やうやうさまざまの大小の聖人・善悪の凡夫の、みづからが身をよしとおもふこころをすて、身をたのまず、あしきこころをかへりみず、ひとすぢに具縛の凡愚・屠沽の下類、無碍光仏の不可思議の本願、広大智慧の名号を信楽すれば、煩悩を具足しながら無上大涅槃にいたるなり。具縛はよろづの煩悩にしばられたるわれらなり、煩は身をわづらはす、悩はこころをなやますといふ。屠はよろづのいきたるものをころし、ほふるものなり、これはれふしといふものなり。沽はよろづのものをうりかふものなり、これはあき人なり。これらを下類といふなり。(唯信鈔文意)

浄土真宗教学研究所の現代語訳では、

自力の心を捨てるということは、大乗・小乗の聖人、善人・悪人すべての凡夫、そのような色々な人々、さまざまなものたちが、自分自身を是とする思いあがった心を捨て、わが身をたよりとせず、こざかしく自分の悪い心を顧みたりしないことである。それは、具縛の凡愚・屠沽の下類も、ただひとすじに、思いはかることのできない無碍光仏の本願と、その広く大いなる智慧の名号を信じれば、煩悩を身にそなえたまま、必ずこの上なくすぐれた仏のさとりに至るということである。

とあります。親鸞会の心得違いを親鸞聖人が痛烈に非難されているものと思うのは私だけではないでしょう。
先哲の解釈を問題外と切り捨てる「自分自身を是とする思いあがった心」をもった親鸞会は、親鸞聖人が仰る自力の意味など、到底理解できる筈もないでしょう。

これ以外に親鸞聖人が自力について説明しておられるところは、

自力といふは、わが身をたのみ、わがこころをたのむ、わが力をはげみ、わがさまざまの善根をたのむひとなり。(一念多念証文)

それ浄土真宗のこころは、往生の根機に他力あり、自力あり。このことすでに天竺(印度)の論家、浄土の祖師の仰せられたることなり。 
 まづ自力と申すことは、行者のおのおのの縁にしたがひて余の仏号を称念し、余の善根を修行してわが身をたのみ、わがはからひのこころをもつて身・口・意のみだれごころをつくろひ、めでたうしなして浄土へ往生せんとおもふを自力と申すなり。また他力と申すことは、弥陀如来の御ちかひのなかに、選択摂取したまへる第十八の念仏往生の本願を信楽するを他力と申すなり。如来の御ちかひなれば、「他力には義なきを義とす」と、聖人(法然)の仰せごとにてありき。義といふことは、はからふことばなり。行者のはからひは自力なれば義といふなり。他力は本願を信楽して往生必定なるゆゑに、さらに義なしとなり。(末灯鈔)

「他力には義のなきをもつて義とす」と、本師聖人(源空)の仰せごとなり。「義」といふは行者のおのおののはからふこころなり。このゆゑにおのおののはからふこころをもたるほどをば自力といふなり。よくよくこの自力のやうをこころうべしとなり。 (尊号真像銘文)

などです。
三願転入という概念にいつまでも囚われているばかりか、それを「教え」としているのは、歴代の善知識方も教えられなかった「教え」を説く、歴代の善知識方よりも勝れたことを教えているんだという「みづからが身をよしとおもふこころ」です。とんでもない自惚れです。

また、以前にも紹介しましたが、

定散の専心とは、罪福を信ずる心をもつて本願力を願求す、これを自力の専心と名づくるなり。(教行信証化土巻)

と仰っていますように、因果の道理を信じて救われようとすることまでも、自力であると厳しく誡められています。

以上の親鸞聖人のお言葉を理解すれば、『本願寺なぜ答えぬ』にある

「獲信の因縁に、善をすすめる親鸞会は、間違いだ。 
修善のいらぬ真宗に、善をすすめる文証など、あろうはずがない」 
 耳目を疑う、本願寺の非難に、文証をあげて、親鸞会は、次のように、答えてきた。 
"汝は、修善をすすめる弥陀仏の、十九の願を、お忘れか。 
定散二善をすすめた観経の、釈迦の教説をしらざるや〟と。 
 でなければ、本願寺サン。 
"弥陀の十九願や、定散二善は、獲信の因縁として説かれたもの〟と、まだ、ご存知ない、としか考えられぬ。

などは、親鸞聖人と真逆のことを教えていることがお判り頂けると思います。

どこまで親鸞聖人の教えを曲げれば気が済むのでしょうか。